2013/08/06

ヒロシマ。


OLYMPUS OM-2n * PORTRA 400 VC 
 
 
去年の冬、広島に行って来た。
 
友達と別れ、ここには一人で来た。
 
雨の平和記念公園で、花束を持ってじっと立ち、遠くを見つめる男性がいた。
 
原爆が落ちたとされる方向だろうか。
 
特別な日ではなかったけれど、
彼が偲ぶ人の特別な日だったのかもしれない。
 
 
原爆ドームは見たことがあったけど、
原爆資料館には入ったことがなかったので行くことにした。
 
残された手紙、服、髪の毛、爪。

 
ぼろぼろではあったけど、綺麗な状態で保管されているものに、あまりリアルさは感じなかった。
 
一枚の写真のコメントを読んだ。
 
きちんと覚えてないけどこんな感じだったと思う。
 
「それまで瓦礫や壊れた建物に黙々とシャッターを切っていたが、
被爆地に近づくにつれ皮膚のただれた人たちが目に入った。
それをおさめようとカメラを構えたが、あまりのむごさに涙でファインダーが滲んだ。」
 
読んだ瞬間、涙が溢れてきた。
 
写真とは、真実を写すものであるけれど、
こういうむごい現実も写すものであるということ。
 
そして、この現実は、二度と起こってはいけないということ。
 
 
8月6日。
 
 

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